植物日誌

ベランダと室内で育てる塊根植物、サボテンの観察日誌

ロフォフォラ(ロホホラ)の夏 蒸し作りについて考える

ロフォフォラ(ロホホラ)- 高気温の条件下での変化に思いを巡らせてみると、その生息地の環境と日本で推奨されている育成方法との違いが浮かび上がります。湿度と陽光に恵まれた環境がこの植物の成長にどう影響を与えるのか新しい学びを得た気がします。 生…

クテナンテ・ブルレーマルクシー - 水苔 vs. 土耕、最適な栽培方法と効果的な育て方

クテナンテ・ブルレマルクシーを育てる記録 クテナンテ・ブルレマルクシー (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); クテナンテ・ブルレマルクシーを育てる記録 水苔で育てる 水苔で育てた2年間の環境 斑点の特徴 水苔栽培から土耕栽培へ クテナ…

パキポディウム属の成長2021(実生4年目・ベアルート2~5年目)

早いもので今年も木枯らしが吹き荒れる季節となりました。 ブロクに記録せねば…と思いながらも何かとバタつく私生活に追われの今。 とりあえずパキポディウムたちの思い出2021から書いておこうと思う。 春に植え替えたパキポディウム属 実生のグラキリス 202…

サボテン 花籠の実生・成長記録

2023-06-28 サボテン花籠の種を蒔いて1年経ちました www.0607.life このときに試し蒔きした種子20粒は数ヶ月で全滅し、播種によい時期である初春に入院などしていたので残りの種を蒔いたのが2020年8月、私の住む街では時期的に秋蒔きですね。そこから1年1ヶ…

サボテン 兜丸の種まき -実生の記録-

2023-06-30 私史上、最も失敗している植物、それがアストロフィツム兜丸(と、ルリ兜) 最初に買った兜丸は、購入時から根腐れしていて家に迎えて10日で逝くし、あとは蒸したり焼いたりしてダメになり。蝶よ花よと扱ったとて、急にポックリ死亡されてしまう…

パキポディウム・グラキリスの葉の黄変に翻弄されている話

久しぶりに、じーちゃんの話 今年(2021)の2月に起こった地震で鉢が倒れて、幸いにも枝含む本体に被害等は何もなかったけれど根が丸出しになってしまったじーちゃん。 夜中だったのと、久しぶりの大きな地震で動揺してあまりキチンと確認せずササッと鉢に収…

エリオシケ属についてのメモ

エリオシケ(Eriosyce)という属名は、その特徴的な子房においてギリシャ語で羊毛を表すerion、イチジクを表すsyceという言葉に由来し「羊毛の果実」という意味をもっています。 元々のエリオシケ属は比較的小さな集団だったようですが、次々と他の属と統合…

チェコからサボテンの種を輸入した話

以前書いたエリオシケ・ナピナのssp.pajonalensis、晩冬に逝っちゃいましてね。 その子が忘れられずに探して見つけた種、チェコにありました。 チェコからサボテンの種子を買う 購入金額と植物免疫証明書 注文方法 チェコからの郵便 チェコからサボテンの種…

ハオルチア 見切られた玉扇を育てる

すみっこに追いやれてたハオルチア玉扇を見つけて連れ帰ったのは2019年11月末のこと 見切り品になってた玉扇を購入生きてますかー⁈植え替えようと思うのですが、育てた事がないので知識ゼロどなたか土とか置き場所のアドバイスくださーい pic.twitter.com/DS…

室内で育てられる植物に心奪われたはなし

2023-07-06 体にまとわりついてまるで水の中にいるように感じる空気 天を見上げれば瑞々しい万緑の隙間から溢れる木漏れ日 そして足元には木下闇でひっそりと、しかし存在感のある植物たちが生きている それが今回オススメする完全室内で育てられる植物であ…

サボテン 菊水 Strombocactus disciformis

一属一種って孤高で孤独 サボテンの菊水を育てています 菊水といえば、ストロンボカクタス属の中にただ1種存在している孤高のサボテンですけどもー。まず属名かっこよすぎない?ストロンボカクタスて。 強いのか!ってよくよく調べてみたら古典ギリシア語στ…

サボテン 紅籠・Aztekium valdezii

2011年に発見された新種のサボテン・アズテキウム 紅籠(Aztekium valdezii)を育てています アズテキウム・紅籠 紅籠の育て方 成長期 用土 水やり 耐寒性 増やし方 紅籠の成長 紅籠の花 まとめ アズテキウム・紅籠 原産地:メキシコ 以前書いた花籠と同じメ…

サボテン 白蛇丸 Mammillaria karwinskiana

マミラリア・白蛇丸 マミラリア・白蛇丸 原産地 白蛇丸の育て方 成長期 用土 水やり 耐寒性 増やし方 白蛇丸の成長速度 白蛇丸の開花 白蛇丸(はくだまる)を2017年から育てています 少し前まではMammillaria nejapensiとして扱われていたようですが現在では…

シゾバシス・イントリカータの成長記録・分球の歩み

植物をプレゼントしようとするとき、沢山の品種があって何にしようって悩むけど、あまり植物に興味がなくて頻繁に手をかけるのはめんどくさいって相手にいいんじゃないかなって思う植物、それがシゾバシス・イントリカータ シゾバシス・イントリカータは球根…

アデニウムの枝が赤茶色になったので切った話

去年の11月頃、アデニウムに異変が! 天気予報を過信してはいけない アデニウムの枝を切る アデニウムの枝の中 切った跡の処置は? 切断から4ヶ月後 思考とまとめ // 天気予報を過信してはいけない 枝、焼けてしもうたん? セツコー!泣 室内窓辺に置いておいた…

アデニウムの植え替えと成長 2021

去年11月に引っ越して少しばかり環境が変わったのですが、アデニウムたちも無事、冬を超えることができました。というか、あまり落葉せず殆ど休眠してないように思います。SNSでも「今年は葉が落ちない」って結構見かけたように感じますが、なんでかなーって…

パキポディウム・グラキリス実生の植え替え2021

2月・3月におこった地震以来、人様の植物棚が気になって仕方がない 3.11の時には地元九州にいたので経験してないんですが、今年2月の地震ではテレビは倒れて画面が割れ、現地球の鉢もいくつかひっくり返ってよもやよもや。 かなしい、けど無事です pic.twitt…

グラキリスの光合成と鉢について考える

2021-12-08 去年は大寒波続きで例年よりも雪の日が多く厳しいシーズンでしたが、西の方のパキポたちの開花が始まり我が家もチラホラ起床でようやく、春の気配。 私も植欲が上がって参りました。今年もどうぞよろしくお願いします。 パキポディウムの光合成タ…

パキポディウムグラキリス 現地球と実生の成長2020

いつの間にやら秋麗。 とにかく今年はここ東北も夏の暑さがすごくて、例年なら真夏でもジワジワ動く種も微動だにせず、塊根植物は1つも増えず…で「発根!はっこん!」って息巻いた観察日誌をつけるようなこともなかったんですが気がつけばもうすぐ10月始ま…

サボテン ナピナ Thelocephala napina ssp.pajonalensis CH1501 Bahia Salada

先日久しぶりに近場の大型園芸店へ。 普段なら一瞥をくべながらマイナスイオンを浴びに行ってるだけのような場所なんですが、その日はとても気になる子がいました 目を引くような派手さは全くと言っていいほどなく、どちらかといえば地味で、その割に強気の…

サボテン コピアポア・ヒポガエア

これを読んでいる未来の人、今コロナはどうなっていますか? 東京オリンピックはどうなりましたか? 2020年ってなんだか未来感がすごいって思ってたけれど、急転直下の終焉感 ついでに個人的にはコロナ関係ない謎の病気になりステイホスピタルしてましたーハハ…

グラキリスの冬越と植え替え 2020

夏型の植物たちも静かに活動を再開し始め春を感じるようになってきた中でも、グラキリスの越冬明けについて記録しておきます 花の咲かないグラキリス 冬の観察は週末限定… その結果は グラキリス実生株の植え替え 2017年実生のパキポディウム・グラキリス 20…

アデニウムの実生 種まきから1000日間の記録

2017年の初夏に種を蒔いたアデニウムの成長記録として始めたこのブログ 最初の記事は何の説明もなく唐突に発芽写真から始まる「アデニウムの種まき」で 記事に書いてはいませんが、蒔いたのは2017年5月27日 そこから刻々と時間は流れ、2020年2月20日 播種か…

サボテン 花籠(アズテキウム・リッテリ Aztekium ritteri)

遅ればせながら…明けましておめでとうございます 2020ですよ、2019から何一つ変わらない日常なのに文字だけ未来感がすごい。 去年は塊根植物たちとキャッキャしてたらいつの間にか1年終わってたんですが…今年も変わらず植物と楽しく過ごせる1年を望みます! …

冬至に思考するパキポディウム・グラキリス 冬の管理から開花まで

令和元年も残すところ10日を切り、いよいよの年の瀬 今年最後の更新になるか否か! パキポディウムの秋~冬、開花について記録・思考します なぜ紅葉するのか なぜ落葉するのか パキポディウム、冬の管理は? 来るべき春に向けて 仮説1 肥料不足 仮説2 限界…

植物をマイクロスコープで見てみた

夏型植物の成長も終焉になり、今年のモチベーションも順調に下がって参りました 不思議なもんで「冬型育てたらいいじゃない」とはならないんですよね 敬遠しているわけではないんだけど、どうもそういう植癖がある 他にも植物に関しては「見えているのに見え…

パキポディウム・イノピナツム へこんだベアルート株が膨らむまで

今年は複数のパキポディウムを発根管理したシーズンでしたが、その中でも手に入れたときから崖っぷちだったイノピナツムの記録を残しておこうと思います。 購入時から水切れのイノピナツム 発根から3日 発根から約1ヶ月 発根から3ヶ月後 まとめ // 購入時か…

グラキリスの発根管理 秋編

表題の件、またかって思ったでしょ? 正直、ワタシモデス! 発根に関しては www.0607.life これでね、一区切りつけたつもりだったんですけども… グラキリスの根腐れ 発根管理開始 正体不明の気泡 さらなる変化 冬の管理 グラキリスの根腐れ 2ヶ月くらい前の…

サボテン・牡丹玉の育て方と開花

2019年、初夏 ここへたどり着き、どれほどの時間が流れただろう 周りの空気は冷たく、体を暖めてくれる陽の光もない 周りにいる仲間たちがその過酷さに正気を失い、次々と力尽きていく 私も身体がやせ細り、限界が近いことを感じている あぁ…せめて最後に一…

パキポディウム グラキリス実生 夏の成長記録・2019

めっきり秋、2019. 月日の流れは早いもので、もうそろそろ9月も終盤 ちょっと気を抜いたら1ヶ月書いてない 冬の更新ゼロブログですからね、ボサーっとしてたら冬になって「良いお年を」って言わにゃならん季節になってまいりました。 そして、今日、なんと、…