植物日誌

ベランダと室内で育てる塊根植物、サボテンの観察日誌

塊根植物の聖地 マダガスカルのこと

さて、新たにパキポディウム グラキリスを迎えた我が家

自生地マダガスカルのこと、あまり知らないなーってことで調べました

自分用メモです

ついでに誰かのお役にたてれば。

 

まぁまずはパキポディウムの地元、位置確認

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遠い。

けど、11時間くらいでいけるらしい。

 

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国土は日本の1.5倍

マダガスカル島全土は熱帯気候であるが、島の中央に位置する断崖地形の高原が風を遮るため島の東部、中央部、西部で大きく異なり、全島が熱帯気候とはいえない。
島の西部は乾季と雨季の差が大きく、草原が広がり岩石性の山塊が点在している。

Dry Savannah  

ちなみにバオバブも自生している西部は東側に比べて降水量が少なく

更に南に進むほど降水量は少くなる傾向がある。

 

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年間の気温と降水量

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中央高地は東海岸部よりも乾燥し、気温も低い。
西部はさらに乾燥しており、島の南西部と南部の内陸は、半砂漠気候である。

 

パキポディウムは主に西側の南北にかけて自生するそう

西マダガスカルにおける雨季の雨量を見ると日本の梅雨時期とそんなに変わらない、逆にその他の時期(乾季)に雨はほとんど降ってない

メリハリはっきり

そして思っていたより、気温高くない

瞬発力だけでいえばコンクリートジャングル日本の夏の方が暑いかも…

それから、自生地での花がつく時期はざっと調べた感じ5月終わり~10月くらいまでのようなので、乾季に種を撒いて雨季で発芽といった感じでしょうか

 Pachypodium

日本のコーデックス植物たちは、秋口が1番太ると言われているみたいですがマダガスカルの乾季と日本の秋が気温の高低差で言えば近いからかもしれない

そういった環境があの立派な身体を作り上げるんだなー 

 

そして日本にいるコーデックス植物が絶対ぶち当たる難関、「冬」

結構すんなり寝るけど、寝起きが悪くて

下手したらそのまま永眠って話

初心者のわたしにも届いてますよ、コーデックスの皆さーん。

しかも起きたと思ったら思いのほか寒くて

あ、まだだった。って2度寝に入る子もいるらしいですね!往生際にもほど!

ただ幼苗は休眠する体力がないとのことなので

我が家の小さいアデニウムとグラキリス、今のところ休眠させない予定です

かといって、室内で下手に成長させて徒長するのはダメだから

ギリギリ瀬戸際での攻防戦が繰り広げられるはず

なんとか堪えて頂きたい

 Pachypodium

 

SNSやらなんやらで、同じ頃に播種された子たちをみかけると

あ、うちの子って小さい。

と焦って水やりをしたくなるんですが、最初の夏に成長が著しい子は冬に弱い(こともある)との情報を見かけて以来、よそはよそ、うちはうち。

自分に言い聞かせてる笑

天候は何とも出来ないし、うちの環境での育ち方があるでしょうから。

ただベストは尽くす!

急いで大きくならなくていいから、強く丈夫で長生きできる子に育ちますように。

 Elephant Foot